【2月3日 AFP】男子テニス、国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2019)は2日、予選ラウンドが各地で行われ、優勝を経験したことがあるドイツ、セルビア、オーストラリア、イタリアなどが11月に行われる決勝ラウンド進出を決めた。

 1993年以来のタイトルを目指すドイツは、第3試合のダブルスをストレートで制し、ハンガリーを相手に勝利を確定。続く第4、第5試合に登場した世界3位のアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev)とフィリップ・コールシュライバー(Philipp Kohlschreiber)も白星をつかみ、母国で5戦全勝を飾った。

 敵地ウズベキスタンに乗り込んだセルビアはこの日、第3試合と第4試合を落として前日に手にした2勝のリードを失ったが、最後はフィリップ・クライノビッチ(Filip Krajinovic)が4-6、6-3、6-0でサンジャル・ファイジエフ(Sanjar Fayziev)を下し、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)が不在の中で勝利を手にした。

 ホームにボスニア・ヘルツェゴビナを迎えたオーストラリアは、第3試合のダブルスでジョン・ピアーズ(John Peers)/ジョーダン・トンプソン(Jordan Thompson)組が7-5、6-1でミルザ・バシッチ(Mirza Basic)/トミスラブ・ブルキッチ(Tomislav Brkic)を一蹴し、決勝ラウンドへの切符をつかんだ。

 オーストラリアはこれがデビスカップ初出場となったアレクセイ・ポピリン(Alexei Popyrin)も6-1、7-6(7-2)でネルマン・ファティッチ(Nerman Fatic)との第4試合を制し、4勝0敗の完勝を収めた。

 1976年大会王者のイタリアは、アンドレアス・セッピ(Andreas Seppi)の活躍でインドを3-1で退けた。0勝2敗と後がない状況でこの日を迎えたホームのインドは第3試合のダブルスに勝利して一矢を報いたが、イタリアは続く第4試合でセッピがプラジュネシュ・グネスワラン(Prajnesh Gunneswaran)に6-1、6-4でストレート勝ちした。

 その他では、コロンビア、カナダ、ロシア、ベルギー、オランダ、チリ、日本、カザフスタンが決勝ラウンドへ駒を進めた。今回勝ち上がりを決めた12か国に加え、すでに本戦出場を決めていたクロアチア、フランス、米国、スペイン、アルゼンチン、英国の計18か国は、11月18日から24日にかけてスペイン・マドリードで行われる決勝ラウンドに臨む。(c)AFP