【2月20日 CNS】中国では最近、一部のアプリや微信(ウィーチャット、WeChat)のミニプログラムで、毎日歩いた歩数を記録し、定められた歩数に達すると大小さまざまな「紅包(Hongbao、訳:ポイント)」に交換できる機能が注目されている。歩数計アプリの普及で、外出してちょっと歩けば、お金を「拾える」時代が来たのだ。

 安さん(仮名)は、「趣歩行(Qu Buxing)」という名のアプリを使い始めた。毎日、家から職場まで徒歩で通勤しているため、1日の歩数は5000歩を超える。アプリで5000歩は0.5元(約8円)に交換できる。歩くごとに現金化してみたら、所得税20%を控除されて4元(約65円)が手に入った。

「金額は少ないけど、お金はお金」と安さん。「銀行口座の登録は不要だし、コストもゼロ。もらえる金額は少ないが、毎日忘れずにアプリを入れておけばいいので便利」

 歩数計アプリは、扱い易さと実利性などのほか、SNS機能によってユーザー数が増えていく点が特徴だ。一部のアプリではポイントの換金はできないが、指定されたプラットフォーム上でネットショッピングをする際に使えるようになっている。