【1月28日 AFP】トルコのリゾート地アンタルヤ(Antalya)県を26日から27日にかけて竜巻が襲い、十数人が負傷した。当局は27日、さらに天候が悪化する恐れがあると警告を発した。

 アンタルヤ県のミュニル・カラオール(Munir Karaloglu)知事は26日、同県南部が竜巻の被害を受け、十数人が負傷、空港でバス2台が吹き倒され、また航空機2機と警察のヘリコプター1機が一部損壊したと明らかにした。

 同知事室によると、竜巻が起きたのは3日間で5回目。県当局は27日にツイッター(Twitter)で、さらに別の竜巻と、同県東部にとどまっている強風、洪水、雷雨について警告した。

 同県選出の国会議員だったメブリュト・チャブシオール(Mevlut Cavusoglu)外相は同日記者団に対し、同県東部で2人が死亡したと明らかにした。

 ムラト・クルム(Murat Kurum)環境都市相によると、過去2日間で悪天候による被害を受けた同県内の建物は315棟に上っている。

 レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は27日、アンタルヤでの集会で物質的損害は1億トルコリラ(約20億円)近くに達していると述べた。(c)AFP