【1月26日 AFP】交流サイト(SNS)最大手、米フェイスブック(Facebook)は25日、メッセージ機能を持つ同社の各アプリを連携させ、異なるアプリの間で暗号化したメッセージを送り合えるようにすることを目指していると明らかにした。

 フェイスブックは現在、スマートフォン上で独立して動作する無料アプリとして、インスタグラム(Instagram)、メッセンジャー(Messenger)、ワッツアップ(WhatsApp)を傘下に持つ。いずれも10億人を超える利用者を獲得しているものの、同じアプリの間でしかやりとりができない。

 今回の動きは、米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)が報じたもの。同社広報は報道を受けたAFPの問い合わせに対し、「メッセージ交換機能におけるエンドツーエンドの暗号化への対応を拡大させることや、ネットワークを超えて友人、家族とより簡単につながる方法を検討することに取り組んでいる」と応じた。

 ニューヨーク・タイムズによれば、フェイスブックは3つのアプリを引き続き別のサービスとして運営しつつ、互いに通信できるようにしたい考えで、年内か来年初めの実現を目指している。

 エンドツーエンドの暗号化に対応させることで、アプリ間で送られるメッセージを意味のない文字列に変換し、第三者に通信の内容を探られるのを防ぐ。(c)AFP