【1月25日 AFP】中国でアクセス不能となっていた米マイクロソフト(Microsoft)の検索エンジン「Bing」の中国ユーザー向けサービスが24日、再開した。中国では検閲システムによる海外のウェブサイトの遮断が相次いでおり、今回のサービス停止でソーシャルメディア(SNS)のユーザーからはBingが新たな検閲対象に加えられたのではないかと懸念する声が上がっていた。

 中国国内で利用可能な海外検索エンジンとしては最大規模のBingは、23日夜からサイトにアクセスを試みるとエラーメッセージが表示され、一時的にサービスが利用できなくなっていた。

 米ブルームバーグ(Bloomberg)はBingのアクセス不能の原因について情報筋2人の話を引用し、当局が意図的に制限しようとしたのではなく「偶発的な技術上のミス」と報じた。Bingは中国の検閲規定を順守している。

 Bingの復活を受け、中国版ツイッター(Twitter)とも称される微博(ウェイボー、Weibo)上では喜びの声が広がっている。(c)AFP