【1月24日 AFP】フランス・リーグ1のオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)は23日、ニース(OGC Nice)に所属していたマリオ・バロテッリ(Mario Barwauh Balotelli)を獲得したと発表した。

 契約期間を残しながらニースを退団した28歳のバロテッリは、同日マルセイユでメディカルチェックを終え、今シーズン終了までの契約を結んだ。

 バロテッリはこの2シーズン、ニースで51試合に出場し33ゴールを記録しているが、今季は得点をマークできないままチームを離れた。

 マルセイユのルディ・ガルシア(Rudi Garcia)監督は、昨年12月の初めからプレーしていないバロテッリが25日の夜に行われるリール(Lille OSC)との試合で先発するというあらゆる可能性を排除している。

 記者会見に出席したバロテッリは「ずっと練習していたが、それは一人で行っていた。だから数日はチームと一緒にトレーニングする必要がある。フィジカル面の調子が良いから元気だ。今俺に必要なのは、試合勘や練習での感覚を取り戻すこと。それだけ」と語った。

 リーグ1で7位につけているマルセイユは、昨夏にもバロテッリの獲得に動きながら失敗に終わり、今季はここまで得点力不足に悩まされている。

 マルセイユの主力FWであるヴァレル・ジャーメイン(Valere Germain)とコスタス・ミトログルー(Kostas Mitroglou)は今季のリーグ戦で3ゴールずつしか挙げられておらず、チームはバロテッリが素早く本領発揮することを求めている。

 バロテッリはまた、「ニースでの今季の出足はやや悪く、退団することになることは分かっていたが、その時はそうしなかった」と補足した。

「問題を抱えた状況だったが、俺はそれを乗り越えていく。ゴールを決めていなかったから良い気分ではなかった。ゴールを決めていれば結局は誰も何も言わなかっただろうから」 (c)AFP