【1月23日 AFP】サッカー界のスター選手で、イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)に所属するクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)時代の脱税で起訴された問題で、ロナウドは22日、実刑を免れたものの、総計1880万ユーロ(約23億3000万円)に上る罰金の一環としてスペインの裁判所から357万ユーロ(約4億4300万円)の支払いを命じられた。

 ロナウドはサングラスの下に笑顔をのぞかせ、パートナーのジョルジーナ・ロドリゲス(Georgina Rodriguez)さんと共にスペインの首都マドリード北東部にある裁判所に出廷。審問は短時間で終了し、ロナウドは禁錮2年を科されたものの、禁錮刑は直ちに36万5000ユーロの罰金刑に減刑され、さらに320万ユーロの罰金を言い渡された。

 2011~14年に、肖像権収入に絡んで570万ユーロ(約7億1000万円)を脱税したとされるロナウドは、脱税額に利息を加えた670万ユーロ(約8億3000万円)を税務当局に対し既に支払っており、これに今回科された罰金を合わせると1000万ユーロ(約12億円)余りとなる。

 ロナウドの弁護団とスペイン税務当局は昨年6月、ロナウドが計1880万ユーロを支払うことで合意。この金額は今回言い渡された量刑で言及されていないが、匿名を条件に取材に応じた司法筋は、ロナウドが1880万ユーロを支払うことになると説明。それ以上の詳細については明かしていない。(c)AFP/Diego URDANETA