【1月25日 東方新報】中国の2018年の「経済成績表」が発表された。このうち、国内総生産(GDP)は前年比6.6%増で、初めて90兆元(約1451兆円)を超え、6.5%成長の予定目標を達成した。消費者物価指数(CPI)は2.1%の成長で、3%前後という予定目標を下回った。中国国際放送局(CRI)が報じた。

 都市部における新規雇用者数は1361万人で、通年目標よりも23.7%多かった。住民1人当たりの可処分所得は2万8228元(約45万4000円)だった。物価要因を控除した実質成長率では6.5%の上昇で、1人当たりのGDP成長率よりも大きかった。貨物の貿易総額は初めて30兆元(約484兆円)を超え、史上最高となる前年比9.7%の伸びを見せた。これらの主要経済指標は、中国が昨年初めに提出した経済予測を順調に達成し、依然として世界の経済成長をけん引する強大なエンジンであることを示している。

 中国は2018年、改革開放を拡大し、経済グローバル化への逆流と貿易摩擦の激化に対応し、経済成長の動きを合理的な範囲内に維持した。経済規模を分析すると、2000年に初めて10兆元(約161兆円)を突破し、16年には70兆元(約1128兆円)、さらに18年には90兆元(約1451兆円)を突破し、ますます拡大している。

 経済成長率を見ると、GDP6.6%増は最近で最も緩やかだったが、依然として合理的な範囲内だ。このことは、中国が経済の高度成長から、高い質的発展への転換を進めるとの予想に合っている。注目すべきことは、この成長率は依然として、世界の主要な経済体の中ではトップクラスだということだ。中国の昨年における全世界の経済成長に対する貢献率は30%を超え、中国は依然として貢献度が最も大きな経済体だ。