【1月26日 東方新報】春節(旧正月、Lunar New Year)を目前に控え、中国各地にはにぎやかなムードが漂い、さまざまな新年のイベントが行われている。北京市中心部にある天橋芸術センター(Tianqiao Performing Arts Center)では19日午後、「2019年中日友好新年音楽会」が開かれた。中国国際放送局(CRI)が報じた。

 ピアノの独奏をはじめ、ピアノとバイオリンの二重奏、オペラなど、中日の楽曲を含む全10曲が演奏され、会場を訪れた両国の音楽ファン約500人が、美しい調べを楽しむひと時を過ごした。

 コンサート終了後、出演者の一人である中国人ピアニストの許歌卉(Xu Gehui)さんはインタビューに応じ、「中国も日本も同じ北東アジアの国なので、音楽において共通する部分は多いと思います。私はジブリ映画の音楽が大好きで、ドイツに留学していた頃は、日本人のクラスメートとよく音楽を通じて交流しました。今後、もっともっと日本人ピアニストとの共演ができるよう期待しています」と語った。

 また、中国を初めて訪れた日本人ピアニストの日高志野(Shino Hidaka)さんは「もうすぐ中国のお正月と聞いて、『花のワルツ』を会場の皆さんへ届けました。同じアジアの日本と中国が、共に発展してずっと仲良くしていき、今日のような音楽会での共演の機会が増えると良いと思っています」とコメントした。

 同音楽会は、中国人民対外友好協会と中国日本友好協会、河合音楽教育・中日友好交流基金の共同主催によって行われた。(c)東方新報/AFPBB News