【1月23日 AFP】第17回アジアカップ(2019 AFC Asian Cup)は22日、決勝トーナメント1回戦が行われ、韓国はバーレーンとの接戦を2-1で制し、準々決勝に駒を進めた。

 苦戦を強いられた韓国は1-1のままバーレーンに延長戦へと持ち込まれたが、途中出場の金珍洙(Kim Jin-Soo、キム・ジンス)がヘディングでゴールをこじ開け、2-1で勝利。準々決勝ではカタールと対戦する。

 7大会連続での8強入りを決めた韓国のキャプテンである孫興民(Heung-Min Son、ソン・フンミン)は、「難しい試合だった」と振り返った。「試合への向き合い方が最も重要でもあるが、きょうの出来には少し不満が残る。僕たちの実力はこんなものではないと思う」

 韓国を率いるパウロ・ベント(Paulo Bento)監督も「簡単なミスが何個もあった」と認めている。「相手からのプレッシャーがまったくない状態で簡単にボールを失えば、当然試合は難しいものになる」

 一方、バーレーンを率いるミロスラフ・スークプ(Miroslav Soukup)監督は「このチームの8割はアマチュア選手だ」「彼らは朝に仕事に行き、午後に練習を行う。素晴らしい仕事をやってくれた」と話している。

 もう一つの試合では、カタールがイラクに1-0で勝利した。周辺諸国と断交状態が続いているカタールは、この日も観客からブーイングを浴びせられたが、62分にバッサム・アルラウィ(Bassam Alrawi)がカーブのかかったFKを突き刺し、3度目の準々決勝進出を決めている。(c)AFP/Alastair HIMMER