【1月22日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)は22日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第14シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)が第22シードのロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)を7-5、4-6、6-4、7-6(7-2)で下し、四大大会(グランドスラム)で初めて準決勝進出を決めた。

 4回戦でロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を破ったチチパスは、1セット目から3セット目までの序盤でサービスゲームを落とすという困難な状況に直面したが、落ち着いて成長を示し、最終的には3時間15分で白星をつかんだ。

 勝利が決まるとロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)のコートに倒れ込み、信じられないといった様子で頭を抱えたチチパスは試合後、「すべてがまるでおとぎ話のようだ」と語った。

「今は夢のなかを生きているようだ。このために、これまで一生懸命練習してきたんだ」「少し感動しているが、しすぎているわけではない。グランドスラムの準決勝にたどり着くまで、自分が必死に努力してきたことを知っている」

「今年の目標を聞かれた時、グランドスラムでの4強入りだと返した。その質問に答えている時はクレイジーだと思ったけど、今こうして現実になっている。本当に実現したんだ」

 チチパスは準決勝で、第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)とフランシス・ティアフォー(Frances Tiafoe、米国)の勝者と対戦する。(c)AFP/Daniel HICKS