【1月23日 AFP】フィギュアスケート女子のアリーナ・ザギトワ(Alina Zagitova、ロシア)は、ベラルーシの首都ミンスクで23日に開幕する欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships 2019)で最近の成績不振に終止符を打ち、大会連覇を果たすことを望んでいる。

 16歳のザギトワは、2018年の平昌冬季五輪で審判員と観客をうならせ金メダルに輝いたが、それ以降は思い通りの結果が出せていない。昨年3月に行われた世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2018)では5位に沈み、同12月のグランプリ(GP)ファイナルでも2位に終わった。

 ロシア選手権(2019 Russian Figure Skating Championships)も5位に終わったザギトワは、1万5000席を誇るミンスクのアリーナでは自分の力を証明したいとして、「試合に敗れ、苦い経験をたくさんした。今は次の大会に向けた最良の準備に、何が必要なのか分かっている」とロシアの通信社Rスポーツ(R-Sport)に語った。

「成長して気がついたのは、ライバルがどんなパフォーマンスをしようとも、自分のスケーティングに集中する必要があるということ」「大会では、とにかく毎回ベストの滑りをする必要がある。それが成功のカギになるはず」

 一方、通算2度の世界選手権制覇を誇る男子のハビエル・フェルナンデス(Javier Fernandez、スペイン)は、ロシアの皇帝エフゲニー・プルシェンコ(Yevgeny Plushenko)氏が樹立した歴代1位の記録に並ぶ通算7度目にして7季連続の欧州選手権制覇を目指している。

 平昌五輪銅メダルの27歳は、今大会後の現役引退を表明しており、「今季で引退する」「これが適切な時期であると考え、自分の競技人生に満足し、未来に向けたプロジェクトが見つかっているときに退くことを選ぶ」と語っていた。(c)AFP