【1月22日 AFP】18-19イタリア・セリエAは21日、第20節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)はクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)がPKを失敗したものの、キエーボ・ベローナ(Chievo Verona)に3-0で勝利した。

 16日に行われたイタリア・スーパーカップ(Italian Super Cup 2019)でACミラン(AC Milan)を下したユベントスは同大会最多となる8度目の優勝を飾り、ロナウドにとってはこれが移籍後初のタイトルとなった。

 しかし、33歳のロナウドは3週間のウインターブレーク後では初となるリーグ戦で本調子ではなく、相手GKステファノ・ソレンティーノ(Stefano Sorrentino)に数々のチャンスを阻まれ、PKも決められなかった。

 それでもユベントスはまったくキエーボを苦にせず、前半にドウグラス・コスタ(Douglas Costa)とエムレ・ジャン(Emre Can)がゴールを決めると、84分にはダニエレ・ルガーニ(Daniele Rugani)がヘディングで追加点を挙げた。

 2位ナポリ(SSC Napoli)との勝ち点差を再び9としたユベントスのマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は、今季のセリエAで14ゴールを挙げているロナウドがPKを失敗したことについて「彼の選手キャリアで初めてのことだとは思わない」と述べ、「重要なのはチームが勝ったこと」と続けた。

 またアレグリ監督は「彼はゴールを狙っていたが、前半は必死にプレーしようとしすぎており、後半の方が良かった」と話し、「楽しい試合だった」「チームは良い試合をした。リーグ優勝を目指す中で、またも重要な成功を収めた」と付け加えた。

 他の試合ではミランが敵地でジェノア(Genoa CFC)に2-0で勝利し、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)の出場権が与えられる4位に浮上した。

 ミランは終盤にファビオ・ボリーニ(Fabio Borini)とスソ(Suso)がゴールを挙げ、スーパーカップでの黒星から立ち直った。

 勝ち点3を手にしたミランは、6位のラツィオ(SS Lazio)を2ポイント、5位のASローマ(AS Roma)を1ポイント上回り、チャンピオンズリーグの出場権が与えられる4位に順位を上げた。

 チャンピオンズリーグの出場権をめぐる争いは激しくなっており、4位ミランから8位サンプドリア(Sampdoria)までは勝ち点が4しか離れていない。(c)AFP/Emmeline MOORE