【1月22日 時事通信社】メイ英首相は21日、先週の議会で大差で否決された欧州連合(EU)離脱案について、議会が受け入れ可能な形にするため、EUと修正を協議する方針を表明した。ただ、反対派議員が要求している大幅な見直しはEUに拒否される公算が大きく、離脱案の議会承認の行方は依然として不透明だ。

 英国とEUは昨年11月に離脱案を正式決定したが、懸案となった英領北アイルランド問題への対応に英議会で批判が集中。15日の採決では、与党・保守党議員の約3分の1が大量造反を起こした。

 首相は声明で「議会の支持を得ながら(北アイルランド問題での)責任を果たす方策を検討する」と説明。具体案がまとまり次第、EUと直談判して譲歩を引き出す意向をにじませた。

 ただ、EUは北アイルランド問題での再交渉に応じない構えだ。見直しが微調整に終われば、離脱案は再び議会で否決される可能性が高まる。(c)時事通信社