【1月21日 AFP】イスラエル軍は20日夜から21日にかけて、シリアにある複数の施設に対して空爆を行い、シリア人2人を含む政府派戦闘員少なくとも11人が死亡した。在英NGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」が明らかにした。

 イスラエル軍によると空爆の標的はイランの軍事施設で、空爆の数時間前にシリア領内から発射されたミサイルをイスラエル軍が迎撃したという。

 またシリア人権監視団のラミ・アブドル・ラフマン(Rami Abdel Rahman)代表によると、標的にはレバノンのイスラム教シーア派(Shiite)原理主義組織「ヒズボラ(Hezbollah)」やイラン部隊の武器庫も含まれていた。

 また同監視団によると、シリアの首都ダマスカスの空港周辺にある複数の標的を狙った空爆や地対地ミサイルによる攻撃があったほか、ダマスカス南部の軍用飛行場の近くも標的となった。(c)AFP