【1月21日 AFP】20日に行われた全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)男子シングルス4回戦でギリシャの新鋭ステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas)に敗れたロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が試合後、今回の敗北は世代交代を暗示するものではないとしながらも「ものすごく悔しい」と認めた。

 大会3連覇を狙った37歳のフェデラーだったが、この日はロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)で17歳年下のチチパスに7-6(13-11)、6-7(3-7)、5-7、6-7(5-7)で苦杯をなめた。

 これまで四大大会(グランドスラム)を計20回制すなど長きにわたってテニス界を席巻してきたフェデラーだが、今回の黒星が自身の終わりの始まりだとする見方を一蹴している。「その話はここ10年間聞いている。そういう意味で言えば、全く新しい話ではない」

 また、この日は12回訪れたブレークポイントのチャンスを一つも生かせずに敗れたフェデラーは「今夜の試合はものすごく悔しい。そんなふうには見えないかもしれないが、そう感じている。第2セットを物にしなければいけなかったと思う」と付け加えた。「どうやって取るかはどうでもよく、とにかく取らないといけなかった。今夜はそのつけを払う結果となった」

「こういった試合では常にいろいろな要素が絡んでくる」「でも、ブレークポイントで自分の思ったようにいかなかったというのは間違いない。ホップマンカップ(Hopman Cup XXXI)でも彼のサーブを破れなかったし、自分のリターンや、やろうとしていることに問題があるのは明らか」 (c)AFP