【1月20日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)は20日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は元世界ランキング4位のトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)に6-0、6-1、7-6(7-4)で快勝し、準々決勝へ駒を進めた。

 ロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)で行われた一戦で、開始から9ゲームを連取する幸先が良いスタートを切ったナダルは、最後までリードを許さずに2時間5分で勝利をつかんだ。

 昨年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)を最後にツアーから遠ざかっていたナダルだが、復帰戦の今大会では、ここまで4試合を終えて失ったセット数はゼロ。試合後には「故障から帰って来た時はいつも同じことを言うが、良くも悪くも期待していない」とした上で、「けがから復帰した時は大会序盤で少し運も必要だ。最初の数試合が重要だからね」と語った。

 オフシーズンに足の手術を経験したナダルは次戦、準決勝進出を懸けて米国のフランシス・ティアフォー(Frances Tiafoe)と顔を合わせる。

 同日行われた試合で第20シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)を破り、自身21歳の誕生日を祝ったティアフォーとの一戦についてナダルは「初対戦になると思う。彼の調子が良いのは間違いない」と語った。

「今大会では何度も素晴らしい試合をしている。非常に機敏で、素早く方向を変えることができる」「ネットにつくのも速いし、フォアハンドも強力だ。サーブも良いからね。どうなるか見てみよう」 (c)AFP/Daniel HICKS