【1月20日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)は19日、男子シングルス3回戦が行われ、四大大会(グランドスラム)初優勝を目指す大会第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)が6-3、6-3、6-2でワイルドカード(主催者推薦)のアレックス・ボルト(Alex Bolt、オーストラリア)に勝利し、同大会では自身初となる4回戦へ駒を進めた。

 新世代の旗手と称される21歳のズベレフは、高い身長から繰り出す高速サーブを武器に2時間足らずで快勝。試合後には、かつてアンディ・マレー(Andy Murray、英国)のトレーナーを務めたジェズ・グリーン(Jez Green)氏の力を借り、ここ数年は体重を増量してきたと明かしたが、誰にも気づいてもらえないと冗談交じりに嘆いた。

「がっかりだよ」とジョークを飛ばしたズベレフは「まだツアーではきゃしゃな部類に入ってしまう。15キロくらい増えたんだけどね」「(グリーン氏が)アンディについたときは、彼がツアーで最も屈強な選手になっていったのが見て取れたと思う。でも、僕はそういったのが全くない。理由は分からないけど」「何度かアスパラガス呼ばわりされたよ」と語った。

 次戦はベスト8入りを懸けて元世界ランキング3位のミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)と激突する。自身と同じビッグサーバーで第16シードのラオニッチ戦についてズベレフは「正直に言ってラリー戦にはならないと思う。2人ともサーブがかなり良いから」と付け加えた。(c)AFP