【1月20日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の伝説的ドライバー、ミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏の19歳の息子ミック(Mick Schumacher)が、F1に参戦するフェラーリ(Ferrari)の若手育成プログラム「フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)」の一員となることが19日に発表された。

 2018年の欧州F3選手権(FIA European Formula 3 Championship)で年間王者に輝き、新シーズンはF2に参戦するミックは、来週からFDAのシーズン前の活動に参加する。FDAには他に、同じF2を戦うカラム・アイロット(Callum Ilott)やジュリアーノ・アレジ(Giuliano Alesi)ら6人が所属する。

 ミックは「フェラーリとパートナーシップを結べたことをとてもうれしく思う。僕はこれから、モータースポーツの世界で赤をまとい、フェラーリ・ドライバー・アカデミー、またスクーデリア・フェラーリファミリーの一員となる」と語った。

「夢であるF1参戦のために努力を惜しまないと約束する」「正しい方向へまた一歩前進できた。FDAは専門知識の宝庫で、僕にとっては良いことずくめだ」「フェラーリが僕にとって、また家族にとって、生まれたときから大きな存在なのは言うまでもない。だから個人的にもこの機会をうれしく思っている」

 フェラーリのマッティア・ビノット(Mattia Binotto)チーム代表は、「彼を生まれたときから知っている私のような人間にとって、ミックのフェラーリ加入に特別な感慨があるのは間違いない。しかしわれわれが彼を選んだのは、才能と人間性、プロとしての資質を見込んだからであり、あの若さで彼にはそうしたものが備わっている」と話した。(c)AFP