【1月19日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)は19日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第8シードの錦織圭(Kei Nishikori)は7-6(8-6)、6-1、6-2でポルトガルのジョアン・ソウザ(Joao Sousa)にストレート勝ちを収め、4回戦進出を決めた。

 2014年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2014)でファイナリストとなった錦織は、女子シングルスの大坂なおみ(Naomi Osaka)が第28シードの謝淑薇(Su-Wei Hsieh、シェ・スーウェイ、台湾)に1セットダウンから逆転勝利を収めたのに続き、同じマーガレット・コート・アリーナ(Margaret Court Arena)で日本人選手として2試合連続の勝利を飾った。

 第1セットを競り勝って自分のペースをつかみ、続く2セットを簡単にものにして2時間6分で試合に決着をつけた錦織は、大会一週目の全3試合を同じコートで戦い、全豪では通算9回目の出場にして今回が7回目の16強入りとなった。

 会場にいた大勢の日本人ファンを歓喜させた錦織は、「このコートでプレーするのは大好き。とても心地よい」「きょうは、特になおみに続いてここでプレーできて最高だった」とコメントした。

 錦織とソウザは、ともに2回戦までいずれもフルセットの長丁場を制して3回戦で激突した。激しい打ち合いとなった第1セットは、タイブレークにもつれてほぼ1時間を要し、今回も長い試合になるかと思われた。

 しかし、太陽が照りつけて気温が上昇し始める中、錦織は今度こそは試合を長引かせたくないという決意をあらわにすると、そこから一気にギアを上げて攻撃を仕掛け、正確に狙いを定めた強力なフォアハンドでウイナーを連発し、第2セットと第3セットを約1時間でものにした。

 前哨戦のブリスベン国際(Brisbane International 2019)で優勝し、2019年シ―ズンは無傷のまま連勝記録を7に伸ばしている錦織は、「フォアハンドは常に自分の得意ショット」とすると、「フォアハンドだけでなく、きょうはすべてが上出来だった」とコメント。準々決勝進出を懸けた次戦は、第23シードのパブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno-Busta、スペイン)と対戦する。(c)AFP