【1月19日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)は18日、女子シングルス3回戦が行われ、大会第2シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)が6-1、6-0でワイルドカード(主催者推薦)のキンバリー・ビレル(Kimberly Birrell、オーストラリア)を圧倒し、31歳の誕生日を勝利で飾った。

 ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)女王のケルバーは、世界ランク240位をわずか58分間で退け、ノーシードのダニエル・コリンズ(Danielle Collins、米国)との4回戦に進出した。

 メルボルンパーク(Melbourne Park)では2016年に優勝しているケルバーは、四大大会(グランドスラム)のシーズン初戦で誕生日を祝うことが恒例となっており、「これで12年連続だと思う」「年齢を重ねたけれど、ここで最高の時間を過ごしていて、オーストラリアで迎える誕生日はずっと忘れないはず」とコメントした。

 ケルバーは昨年大会では4強入りを果たしたものの、準決勝ではシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)とフルセットの激闘の末に敗戦。今大会では順当に勝ち進めば、準々決勝では第5シードのスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens、米国)と激突するとみられる。

 次戦の相手である25歳のコリンズは、世界ランクではビレルよりはるかに上の35位であるものの、グランドスラムでは比較的新米レベルだと言える。メジャー大会にはこれまで5回出場し、いずれも1回戦で敗退。コリンズとケルバーは、昨年のネーチャーバレー国際(Nature Valley International 2018)で一度だけ対戦しており、このときはケルバーが6-1、6-1で完勝した。

 全米オープンテニス(US Open Tennis Championships)優勝経験者のスティーブンズは、第31シードのペトラ・マルティッチ(Petra Martic、クロアチア)と消耗戦を繰り広げて7-6(8-6)、7-6(7-5)で競り勝ち、4回戦に進出した。次戦は、ロシアのアナスタシア・パフリュチェンコワ(Anastasia Pavlyuchenkova、ロシア)と対戦する。

 一方、ノーシードながら快進撃を続ける17歳のアマンダ・アニシモバ(Amanda Anisimova、米国)は、この日も第11シードアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)を6-3、6-2のストレートで下す番狂わせを演じた。準々決勝進出を懸けた次戦は、第8シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)が待ち受けている。(c)AFP