【1月23日 東方新報】日本米などの日本産食品を使用し、日本各地の魅力ある料理の普及と消費拡大を目的としたイベントが、北京、上海両市で31日まで展開している。これに先立ち、「日本大米、餐桌上的臻品(食卓の至高の品 日本産米)」をテーマとしたキックオフセレモニーが17日午後、北京フォーシーズンズホテル(Four Seasons Hotel Beijing)で開催され、著名ゲストやインフルエンサー、メディア関係者らが日本食の魅力を体験した。中国国際放送局(CRI)が報じた。

 イベントに参加した横井裕(Yutaka Yokoi)駐中国大使は、中日関係の改善と発展を振り返り、「昨年、中国からの訪日旅行者数は過去最多を記録した。各地の美食は中国の方々を引き寄せた。日本産米の離乳食や、ECサイトによる中国での販売など、中国の方々にとって、より一層身近なものになることを期待している」と話した。

 鈴木憲和(Norikazu Suzuki)外務大臣政務官は、「日本食の輸出は日中双方の経済利益にプラスになる。食分野の交流が活発になることにより、日中関係が前進することを期待している」と語った。

 中国でも大いに人気を集めたテレビドラマ「孤独のグルメ」で主演を務めた松重豊(Yutaka Matsushige)さんは、「日本米は地域によって特色と食べ方が異なり、千差万別の楽しみ方がある。中国の方々にも日本米のおいしさを再発見していただければと思う」と述べた。

 31日までの間、北京、上海両市内の計16の日本料理店では、日本米を使用した日本料理フェアが開催される。「蒸しブリ寿司」「柳川風うなぎのせいろ蒸し」「特選親子丼」など、地域イメージしたランチセットなどを含む特別メニューが期間限定で提供されるという。(c)東方新報/AFPBB News