【1月18日 AFP】ベトナムのグエン・スアン・フック(Nguyen Xuan Phuc)首相が17日、実現するかどうかが注目されている2度目の米朝首脳会談の開催の受け入れに意欲を示した。

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の右腕とされる金英哲(キム・ヨンチョル、Kim Yong Chol)朝鮮労働党副委員長が18日、米ホワイトハウス(White House)を訪問してドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領と会談し、2度目の米朝会談について開催候補地などを含め詳細を議論するとみられている。

 これに先立つ17日、フック首相はブルームバーグテレビ(Bloomberg TV)のインタビューで、「ベトナムはこれまで、経済・貿易関係の発展やその他の分野でも米国と協力してきた」と述べ、「最終判断は分からないが、わが国で開催されるなら、会合が円滑に進むよう全力を尽くすつもりだ」と意欲を示した。

 場所としては、首都ハノイか沿岸都市ダナン(Danang)が最有力視されている。

 匿名でAFPの取材に応じたベトナム政府筋は、「正式決定はない」としながらも、首脳会談に向けた「具体的な計画の準備」が進められていると明かした。(c)AFP