【1月18日 AFP】イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)が、FWゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)の獲得に近づいていると、17日に各メディアが伝えた。

 31歳のイグアインは今季、買い取りオプション付きのローン契約でイタリア・セリエAのユベントス(Juventus)からACミラン(AC Milan)に移籍。しかし、ストライカーの獲得を切望していたチェルシーはイグアインのローン移籍についてイタリアの両クラブと合意したと伝えられており、この契約には完全移籍への移行か、今季終了後にローン期間を1年間延長させられるというオプションが含まれているという。

 また、イグアインがチェルシーに加入することを受け、アルバロ・モラタ(Alvaro Morata)はスペイン1部リーグのアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)にローンで加わるとみられている。

 イグアインは現在チェルシーを指揮するマウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督が率いていたナポリ(SSC Napoli)時代にセリエAで36ゴールを記録し、2016年には史上3番目に高い9000万ユーロ(約112億円)という移籍金でユベントスに渡った。

 しかし、ユベントスで2度のリーグ優勝を経験すると、昨年の7月にはクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)の加入によりチームからの退団を余儀なくされた。

 さらにミランでは今期公式戦で8ゴールと安定した結果を残せておらず、0-2で敗れた昨年11月のユベントス戦では自身を退場に追いやった動転ぶりが大きく批判された。

 チェルシーを率いるサッリ監督は、モラタとオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)の調子が上がらないため、ここ数週間は本職ではないエデン・アザール(Eden Hazard)を偽の9番として起用するなど、ストライカーの補強が急務となっていた。

 レアル・マドリード(Real Madrid)で2シーズンを過ごしたモラタは、スペインの首都を本拠地とするもう一方のクラブであり、ユース選手としてそのキャリアを始めたアトレティコに加わることが見込まれている。(c)AFP