【1月18日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)は18日、女子シングルス2回戦が行われ、大会第18シードのガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)が6-4、6-7(3-7)、7-5で英国のジョアンナ・コンタ(Johanna Konta)に勝利した。

 マーガレット・コート・アリーナ(Margaret Court Arena)で行われたこの一戦は、試合開始時間が女子シングルスでは大会史上最も遅い同日午前0時30分にずれ込み、2時間42分に及ぶ戦いの末に同3時12分に終了した。深夜の勝利でティメア・バシンスキー(Timea Bacsinszky、スイス)との3回戦に進出したムグルサは、「これから朝食を取りに行かなくては」とジョークを飛ばしていた。

 試合開始が遅れた原因となったのは、この前に行われた男子シングルスのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)対ジェレミー・シャーディ(Jeremy Chardy、フランス)戦で、試合は3時間46分に及ぶ激闘の末にズベレフが7-6(7-5)、6-4、5-7、6-7(6-8)、6-1で勝利を収めた。

 これまで全豪オープンで最も遅い時間に試合が始まったのは、昨年大会2回戦のダリア・ガブリロワ(Daria Gavrilova、オーストラリア)対エリーゼ・メルテンス(Elise Mertens、ベルギー)戦で、両選手は午後11時59分からのプレーを余儀なくされた。

 四大大会(グランドスラム)で最も遅い時間に決着がついたのは、2008年の全豪のレイトン・ヒューイット(Lleyton Hewitt、オーストラリア)対マルコス・バグダティス(Marcos Baghdatis、キプロス)戦で、フルセットの末に試合が終了したのは午前4時34分だった。

 大会スケジュールに関しては、昨年大会でもカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)から不満が出ていた。同選手は4回戦が午後11時に始まって約3時間に及ぶフルセットの試合を終えると、その10時間後には世界1位のシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)との準々決勝に臨まなくてはならなかった。

 注目度の高い試合については、地元テレビ局の需要に従って夜のプライムタイムに放送されることになっており、大会スケジュールはこれらの都合によってほとんど決められている。(c)AFP