【1月18日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)は17日、女子シングルス2回戦が行われ、大会第16シードのセレーナ・ウィリムス(Serena Williams、米国)は6-2、6-2でユージェニー・ブシャール(Eugenie Bouchard、カナダ)を一蹴し、3回戦進出を決めた。

 1時間10分で試合を制し、マーガレット・コート(Margaret Court)氏と肩を並べる四大大会(グランドスラム)歴代1位の通算24勝に向けてペースを上げた37歳のセレーナは、妊娠2か月の体で出場した2年前の全豪オープンでメジャー通算23勝目を記録し、今大会では第16シードながら優勝候補として大会通算8回目のタイトル獲得を目指している。

 3回戦でウクライナのティーンエージャー、ダイアナ・ヤストレムスカ(Dayana Yastremska)と対戦することが決まったセレーナは、世界79位まで後退して本格的復帰を目指しているブシャールを警戒していたことを明かし、「今夜は簡単な試合ではなかった。ユージェニーは(2014年の)ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)で決勝まで進出し、他のグランドスラムでもベスト4に入っている」「だから、『セレーナ、士気を高めて闘志を燃やさなければだめ。相手は本当に良い選手で、自分は昨年から実戦経験が足りない』と言い聞かせていた」と話した。

 一方、全仏オープンテニス(French Open 2018)女王で世界ランク1位のシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)は、ノーシードで同37位のソフィア・ケニン(Sofia Kenin、米国)に瀬戸際まで追い詰められながらも、6-3、6-7(5-7)、6-4で3回戦に勝ちが上がった。

 1回戦でも苦戦を強いられこの日も試合が2時間半に及んだハレプは、次戦の相手がヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)に決まり、グランドスラム通算7勝を誇る強敵を前に重圧がさらに増すとみられている。

 ホバート国際(Hobart International 2019)を制したばかりで、粘り強いプレーで立ち向かってきたケニンに逆転勝利を収めた後、ハレプは疲れ果てた表情をみせながら、「今夜はどうやって勝てたのか分からない。コートで何が起きていたのか説明することは、とても難しい」とコメントした。(c)AFP