【1月17日 AFP】フランスのエドゥアール・フィリップ(Edouard Philippe)首相は17日、英国が合意に至らないまま欧州連合(EU)から離脱する「合意なきEU離脱」が「ますますあり得る」として、対応プランを発動させたと述べた。

 フィリップ首相は、EUと合意した協定案を英議会が否決したことを受けて招集された閣僚会議の後、「合意なき離脱のためのプランを発動させるとの決定を下した」と述べた。

 このプランは仏国内の港や空港に5000万ユーロ(約62億円)を投じるもの。同首相は強硬離脱の場合に「必要とされる変更によって、明らかに最も影響を受ける場所」だと説明している。

 同首相はまた、「ある港には駐車場を、別の港には検査を実施するための施設を設置する」と話した。

 フランスはすでに、税関職員や獣医検査官の追加採用が予定されている。(c)AFP