【1月17日 AFP】第17回アジアカップ(2019 AFC Asian Cup)は16日、各地で試合が行われ、グループCでは韓国が孫興民(Heung-Min Son、ソン・フンミン)の活躍もあり、2-0で中国に勝利して3連勝で1位通過を決めた。

 エースの孫がイングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)から合流して士気の高まった韓国は、黄義助(Ui-Jo Hwang、ファン・ウィジョ)と金ミン哉(Min-Jae Kim、キム・ミンジェ)のゴールで中国を下した。

 孫は先制点となるPKを獲得するとアシストで金の追加点をお膳立てし、59年ぶりの優勝を目指す韓国の1位通過に貢献した。

 昨年の12月初めから、トッテナムで13試合に出場しているにもかかわらず、この一戦でも87分までプレーした韓国のキャプテンである孫は「もちろん疲れは少しある。これほど長い時間プレーするとは思ってなかった」とコメントした。

「しかし、この赤いユニホームを着て代表チームでプレーできるのは名誉だ。今大会での私のデビュー戦は2-0というスコアで、無失点だった。幸せな夜さ!」

 マルチェロ・リッピ監督(Marcello Lippi)が率いる中国も2連勝スタートを切りすでに16強入りを決めていたが、2位で決勝トーナメントに進むことになった。

 0-1で敗れた3日前のマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦に出場した孫は、素早い足取りで中国DFの軽はずみなファウルを誘いPKを獲得。14分にこれを黄が冷静に沈めると、数千人の韓国サポーターを興奮させた。

 イランと並び優勝候補に挙げられる韓国は51分、孫のCKに金が頭で合わせリードを広げた。

 韓国のパウロ・ベント(Paulo Bento)監督は、「孫がみせたパフォーマンスにとても満足している」と話している。

「孫や他の選手にとって今重要なことはこの結果を喜び、また次の試合に向け準備することだ」

 韓国の決勝トーナメント1回戦での対戦相手はまだ未定となっている。(c)AFP/Alastair HIMMER