【1月17日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)は16日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-3、6-2、6-2でマシュー・エブデン(Matthew Ebden、オーストラリア)を下し、3回戦に進んだ。

 改良したサーブが地元の大声援を受ける31歳のエブデンからのプレッシャーにさらされたナダルは、「スロースタート」だった序盤を乗り切ってストレートで勝利を収めた。

 第1セットにエブデンに3度のブレークチャンスを与えたナダルだったが、すべてキープに成功して18度目の四大大会(グランドスラム)制覇に向けて歩みを進めた。

 試合後「彼は簡単な相手ではない」とエブデンに敬意を表したナダルは、「序盤、特に相手のサービスゲームでは少しエンジンがかからなかった。サーブは最初から良かったと思う」と振り返った。

「30-30になったゲームをキープしてから変わった」と自身が語ったように、ナダルは第1セットの第7ゲーム後はエブデンを圧倒した。

「手堅いプレーだった。サーブには満足している。良かった部分は少しだけだったね。ここでプレーできることに誇りを感じている。最高の雰囲気だった」

 1回戦でジェームズ・ダックワース(James Duckworth、オーストラリア)に勝利したナダルは、3回戦でも地元の19歳アレックス・デミノー(Alex De Minaur)と戦う。

 ブリスベン国際(Brisbane International 2019)で準決勝に進み、シドニー国際(2019 Sydney International)では優勝を果たした第27シードのデミノーについてナダルは、「素晴らしい選手。若く、勝利を積んで自信を持ってプレーしている」とコメントしている。

「この3年で目覚ましい進歩を遂げていると思う。きょうの彼のプレーは世界でもトップレベルだった。多くの勝利を重ねてきている。タフな試合になるだろう」 (c)AFP/Daniel HICKS