【1月16日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)は16日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第3シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は7-6(7-5)、7-6(7-3)、6-3の激闘の末にダニエル・エヴァンス(Daniel Evans、英国)を退け、20年連続となる全豪オープン3回戦進出を果たした。

 衰えを知らない四大大会(グランドスラム)通算20勝のベテランは、3年連続7回目の大会制覇を目指し、初戦はウズベキスタンのデニス・イストミン(Denis Istomin)から快勝を収めていたが、この日は世界ランキング189位のエヴァンスを相手にはるかに厳しい戦いを強いられた。

 勝利するのに2時間35分を要したフェデラーは「早い段階で突き放すことができていれば、もっと違う展開になっただろう」「第2セットの途中に突き放すチャンスもあったように思う。ただ、それができなかったのは彼の力だ。彼のプレーは素晴らしかった」とコメントした。

 フェデラーは3回戦で、第30シードのガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)を破った米国のテイラー・フリッツ(Taylor Fritz)と対戦する。

 一方、前回は決勝でフェデラーに敗れた第6シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)は、マッケンジー・マクドナルド(MacKenzie McDonald、米国)を4セットでしっかり退けた。次はラドゥ・アルボット(Radu Albot、モルドバ)を下した第26シードのフェルナンド・ベルダスコ(Fernando Verdasco、スペイン)と対戦する。

 第14シードに入っている期待の若手ステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)も3回戦進出。ヴィクトル・トロイキ(Viktor Troicki、セルビア)との難しい試合を4セットで制した。

 女子では大会第3シードのキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)が6-1、6-3でヨハンナ・ラーション(Johanna Larsson、スウェーデン)に快勝した。関節リウマチと闘いながら、女子シングルスではビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)以来となる大会連覇を目指すウォズニアッキは、3回戦でマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)との注目の一戦が実現する可能性がある。

 ウォズニアッキは「出だしはかなり順調で、積極的なスタートが切れたと思ったが、徐々に相手もミスが減ってきたから、とにかく堅実なプレーを続けることを心がけた」と話した。(c)AFP/Daniel HICKS