【1月16日 AFP】南米ボリビア中部コチャバンバ(Cochabamba)の自然史博物館で飼育されている独りぼっちの雄ガエル「ロミオ(Romeo)」に、ついに「ジュリエット(Juliet)」が現れたようだ――。

 ロミオは、確認されているセイウェンカズミズガエルとしては唯一の個体で、「ジュリエット」となる雌ガエルに出会えなければ種が絶滅する恐れがあった。昨年2月に保護団体らがロミオのお相手を探すための資金への寄付を募ったところ、計2万5000ドル(約270万円)が寄せられた。

 集まった資金で探索チームは、ボリビア東部のアンデス(Andes)の森で「ジュリエット」探しの活動を開始。保護団体らが支援を呼びかけた約1年後の昨年12月、雲霧林の奥深くで、ついにジュリエットとなる雌ガエルを発見した。

 映像前半は、水槽に入ったジュリエットと、ボリビアの森林でジュリエットを探す調査員ら。2018年12月撮影。後半は、水槽に入ったロミオ。撮影日は不明。(c)AFP