【1月16日 AFP】セクハラ告発運動「#MeToo(私も)」に支持を表明し、男性に態度を改めるよう呼び掛けた米かみそりブランド「ジレット(Gillette)」のコマーシャル映像が、インターネット上で激しい議論を呼んでいる。

 コマーシャルは男性に「有害な男らしさ」の文化を終わらせるよう訴える内容で、13日に公開された。2分弱のこのコマーシャルには勇気ある意見だと称賛の声が集まり、アイスランド外務省もツイッター(Twitter)に賛意を示すメッセージを投稿した。

 しかし、侮辱と感じた男性から反発の声も上がっており、中にはジレット製品の使用をやめるという人も現れている。

 ユーチューブ(YouTube)では6万7000件の「いいね」が押された一方、嫌いは31万5000件に上った。

 保守的な態度を示すことで知られる俳優のジェームズ・ウッズ(James Woods)さんはツイッターの投稿で、ジレットについて「メディアやハリウッド(Hollywood)に浸透している『男は最悪』キャンペーンに飛びついている」と非難し、「二度とジレット製品は使わない」と述べた。

 北米エリアのブランドディレクターを務めるジレットのパンカジ・バッラ(Pankaj Bhalla)氏は批判に反論し、「これは大切な意見交換が行われていることを示すものであり、男性に最高の存在であってほしいと願う企業として私たちも問題に取り組み、また自分たちで行動を起こさなければならないと感じている」と語った。(c)AFP