【1月15日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)は15日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)はアリャス・ベデネ(Aljaz Bedene、スロベニア)を6-4、6-1、6-4で下し、2回戦に駒を進めた。

 世界ランキング4位で21歳のズベレフは、第1セットでサービスゲームを落とすなど少しつまずいたが、ここを冷静に乗り越えると、同67位のベデネから1時間55分でストレート勝ち。長きにわたり将来の四大大会(グランドスラム)チャンピオンとみられる中で、その期待に応えるプレーを見せた。

 ズベレフは第1セットでサービスゲームを落として3-4と追いかける展開となったが、直後のゲームでブレークバックに成功すると、その後は圧倒的なプレーで一度もリードを許さなかった。

 前哨戦の男女混合国別対抗戦、第31回ホップマンカップ(Hopman Cup XXXI)で好調をアピールして自信を手にしながら、小さなけがをいくつか抱えて今大会に臨んだズベレフは「やや締まりのないプレーを見せていたが、あれが目を覚ますきっかけとなって良いテニスができた」と振り返った。

 ズベレフは試合後のオンコートインタビューで体調面の状態について問われると「僕の体は完璧に近い」と自慢げに答え、会場は大きな笑いに包まれた。

 また、第12シードのファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)はハウメ・ムナル(Jaume Munar、スペイン)のけいれんによる棄権で勝利を手にし、第15シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)もストレート勝ちで2回戦進出を決めた。

 昨年の全豪オープンでズベレフとノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を破る番狂わせを起こした第24シードのチョン・ヒョン(Hyeon Chung、韓国)は、2セットダウンからブラッドリー・クラーン(Bradley Klahn、米国)を破っている。(c)AFP/Daniel HICKS