【1月16日 AFP】女子テニスのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が15日、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)1回戦で最新の派手なウエアを披露した。

 今回のウエアに関しては、ワンジーやロンパースのようだと指摘する声が上がっているが、考案者であるセレーナ本人にとって呼び名は一つしかなく、報道陣から質問されると、「セレーナタード」だと答えた。

 ジェードグリーンの合成繊維でつくられた、体のラインにぴったり合わせた形のウエアは、腰の部分に黒と白のラインが入っており、ホットパンツはタンクトップと一つなぎになっている。また、それに合わせてはいた網目のストッキングに関して、セレーナは深部静脈血栓症(DVT)を予防するためにデザインされたものだと説明した。

 セレーナは2017年に長女アレクシス・オリンピア(Alexis Olympia)ちゃんを出産した後、肺に血栓症を患って命の危機にさらされた。今でも症状の再発を恐れながら生活しており、血栓ができるのを防ぐためのコンプレッションタイツを着用しているという。

「今でも不安があることは確か。まだいくつか問題を抱えていて治っていない。だから、これはおそらく残りのキャリアで抱えていかなければならないような問題」「だけど、私は常にドクターに診てもらっている。DVTは非常に恐ろしい。大勢の人たちが苦しんでいることも知っている」

 セレーナは独特のテニスウエアを着ることで知られており、昨年の全仏オープンテニス(French Open 2018)では体にぴったりとした黒のキャットスーツを着用。全仏の主催者は、今年の大会でそのウエアを着ることを禁じると明かし、物議を醸していた。(c)AFP