【1月15日 AFP】中国の自動車大手、広州汽車集団(GAC)の米国市場進出が、米中貿易戦争の影響で2020年までずれ込む見通しとなった。ユー・ジュン(Yu Jun)社長が14日、米ミシガン州デトロイト(Detroit)で開催中の北米国際自動車ショー(NAIAS)で明らかにした。

 当初は2019年末に米市場参入を計画していたが、「貿易面の最近の動向」を考慮して先送りしたと語った。2020年前半の進出を目指すとしている。

 米商務省は来月にも、自動車に対する新たな関税に関する報告書を提出する見通し。これによって、米中の貿易戦争はさらに激化する可能性がある。

 広州汽車は15日、デトロイトに米国内3カ所目の研究開発センターを開設する。同社による北米国際自動車ショーへの出展は今回で5回目。

  映像は、北米国際自動車ショーでお披露目された広州汽車のコンセプトカー「Entranze」と「GS8」。14日撮影。(c)AFP