【1月14日 AFP】18-19フランス・リーグ1は13日、第20節が行われ、セスク・ファブレガス(Cesc Fabregas)がスムーズな新天地デビューを果たしたASモナコ(AS Monaco)は、1-1でオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)と引き分けた。

 イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)から11日に加入したセスクが、中盤に落ち着きをもたらしたモナコは、序盤に先制点を許して出鼻をくじかれたが、前半終了6分前のユーリ・ティーレマンス(Youri Tielemans)のゴールで勝ち点1を拾った。アディショナルタイムにはセスクの代名詞である絶妙なパスから逆転の絶好機が訪れたが、もたついたティーレマンスのシュートは枠を外れ、貴重な勝利はつかめなかった。

 それでも、モナコはセスクだけでなく、すでに加入が発表されていたベテランCBのナウド(Naldo)とフランスU-21代表で左SBを務めるフォデ・バロ・トゥーレ(Fode Ballo-Toure)も好プレーを見せた。試合に出られるFWが1人もおらず、ベンチ入りメンバーの人数すら足りていないチームとしては、敵地での引き分けは悪くない結果だった。

 明るい内容でも、残留圏内と勝ち点4差の降格圏に沈んでいることに変わりはなく、ティエリ・アンリ(Thierry Henry)監督が昨年10月に就任して以降、チームは10試合でわずか2勝しか挙げていない。ただし、今節は17位のアミアン(Amiens SC)がパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に0-3で、16位のカーン(SM Caen)がリール(Lille OSC)に1-3でそれぞれ敗れているため、残留へ向けた状況は多少好転している。(c)AFP