【1月14日 AFP】(更新)全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)は14日、女子シングルス1回戦が行われ、大会第30シードのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が6-0、6-0の「ダブルベーグル」でハリエット・ダート(Harriet Dart、英国)に完勝し、初戦突破を飾った。

 2017年にドーピング違反による出場禁止処分から復帰して以降、通算5度の優勝を誇る四大大会(グランドスラム)では目立った活躍ができていなかったシャラポワだが、この日はオーストラリアの灼熱(しゃくねつ)のコンディションをものともせず、22歳のダートに1ゲームも与えずに63分で勝利した。

 全豪オープンでは2008年に優勝を経験しているシャラポワは試合後、キャリアの「厳しい時期」を乗り越え、今は前向きな気持ちでいると述べた上で、「若い選手たちも台頭してきているし、いつかは自分の立ち位置も奪われることになると思う。でも、それは今ではないし、私の世代の選手はもっと踏みとどまりたいと思っている」と語った。

 女子シングルスの試合では他に、第11シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)が6-1、6-4でロシアのアンナ・カリンスカヤ(Anna Kalinskaya)に勝利して2回戦進出を決めた一方、第14シードのユリア・ゲルゲス(Julia Goerges、ドイツ)は6-2、6-7(5-7)、4-6で初戦敗退となった。(c)AFP