【1月14日 AFP】インド北部ウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州のアラハバード(Allahabad)で13日、世界最大の宗教の祭典「クンブメーラ(Kumbh Mela)」に参加するヒンズー教徒の姿が見られ始めた。

 クンブメーラは何世紀にもわたり営まれてきた行事で、聖なる川とされるガンジス(Ganges)、ヤムナー(Yamuna)、サラスバティー(Saraswati)に数百万人の巡礼者が沐浴(もくよく)する圧巻の光景が展開される。

 アラハバードはこの3つの川に沿って広がる古都。3河川の合流点はヒンズー教で極めて神聖な場所とされ、クンブメーラの期間中にこの地で沐浴すれば罪を洗い流す助けとなり、魂を輪廻(りんね)から解放できると考えられている。

 州当局は、今年のクンブメーラに合わせてアラハバードを訪れる人は1200万人に上ると見込んでいる。

 2017年、国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の無形文化遺産にも認定されたこの行事は、今年は15日に正式に始まり、3月4日まで続く予定。(c)AFP