【1月12日 AFP】米宇宙開発企業スペースX(SpaceX)のイーロン・マスク(Elon Musk)最高経営責任者(CEO)は、同社が月や火星への人員輸送のために開発するロケット「スターシップ(Starship)」の写真を初めて公開した。レトロな鋼色の外観となっている。

 マスクCEOは10日夜、ツイッター(Twitter)に「スターシップ・ホッパー(Starship Hopper)」試験機の写真を投稿。「スターシップの試験飛行ロケットはスペースXのテキサスの発射場で組み立てを終えたばかりだ。これは本物の写真で、完成予想図ではない」と書き込んだ。

 試験機はテキサス州ボカチカ(Boca Chica)で製造され、直径は実機と同じ約8メートルだが、全長は実機よりやや短い。初の飛行試験は今年3月か4月に実施される可能性があり、軌道には乗らず高度数キロまで上昇し、地上に帰還するものになるという。

 軌道に乗る別の試験機は6月に完成が見込まれ、巨大ブースター「スーパーヘビー(Super Heavy)」と組み合わせられる予定だ。(c)AFP