【1月11日 AFP】ロシアのパベル・コロブコフ(Pavel Kolobkov)スポーツ相は10日、世界反ドーピング機関(WADA)の代表団が、同国モスクワにある反ドーピング研究所のデータ複製作業を再開したと明らかにした。

 コロブコフ氏はロシアの報道陣に対し、WADAの代表団が「きょう、ロシアの専門家グループとの共同作業を開始した」とすると、疑惑にまみれた研究所の責任者と同国の調査団も立ち会ったことを明かした上で、「彼らは機材の組み立てを開始した」「作業は全面協力の下で実施されている。計画通りにプロセスが続けられることに疑問の余地はない」と述べた。

 WADAの代表団はドーピング検査の結果を含め、長年にわたり国家ぐるみで不正行為をはたらいていたロシアの制裁解除に必要なデータの入手を完了させるため、9日に現地入りしていた。昨年12月にもモスクワに到着していたが、機材に関する不明瞭な問題でデータの回収が不可能となっていた。

 これによってロシア側は、アスリートがドーピングに関与したか否かを判断するのに不可欠とされる、全面的なアクセス権の許可が同31日の期限に間に合わなかった。コロブコフ氏はこの日、問題が解決されたことを公表すると、期日に遅れたのは同国側のミスではないと主張した。(c)AFP