【1月11日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)は10日、女子シングルスのドローが発表され、歴代最多タイとなる四大大会(グランドスラム)通算24勝目を目指す米国のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams)は、世界ランク1位のシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)らが待ち受ける厳しい組み合わせに直面した。

 今大会に第16シードとして臨むセレーナは、マーガレット・コート(Margaret Court)氏が持つグランドスラムのシングルス最多勝利記録と通算8回目の大会制覇を目指している。しかし、4回戦ではハレプと対戦する可能性があり、仮に勝ち上がったとしても準々決勝では第7シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)と激突するとみられる。

 セレーナは1回戦の相手がドイツのタチアナ・マリア(Tatjana Maria)に決まり、2回戦ではワイルドカード(主催者推薦)で出場する中国の彭帥(Peng Shuai、ポン・シュアイ)と、カナダのユージェニー・ブシャール(Eugenie Bouchard)の勝者と対戦することになる。

 一方、腰に故障を抱えてここ4か月間でわずか1試合しかプレーしていないハレプは、エストニアのカイア・カネピ(Kaia Kanepi)と1回戦で顔を合わせることになり、昨年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)初戦で敗れた雪辱を果たす機会を獲得。この油断できない初戦を突破した後、順当にいけばヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)と3回戦で当たる可能性がある。

 その他では、大会連覇を目指す第3シードのキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)が、アリソン・バンアーツバンク(Alison van Uytvanck、ベルギー)との初戦で大会の幕を開けることになり、3回戦では2008年大会覇者で第30シードのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)と対戦する可能性が高い。

 2016年大会の優勝者で第2シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)は、ポロナ・ヘルツォグ(Polona Hercog、スロベニア)との初戦を引き当て、準決勝ではウォズニアッキと激突するとみられる。

 第4シードで全米オープン覇者の大坂なおみ(Naomi Osaka)は、ポーランドのマグダ・リネッテ(Magda Linette)との初戦でスタートし、2回戦ではオーストラリアのダリア・ガブリロワ(Daria Gavrilova)とプレーすると思われる。(c)AFP