【1月11日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の元顧問弁護士マイケル・コーエン(Michael Cohen)被告が来月7日に下院の監視・政府改革委員会(House Committee on Oversight and Government Reform)で証言することが10日、明らかになった。2016年米大統領選でのロシア介入疑惑捜査がホワイトハウス(White House)への圧力を強める中、コーエン被告の証言はトランプ氏にとって新たな脅威となる可能性がある。

 コーエン被告は昨年12月、米大統領選期間中にトランプ氏との不倫関係を公表しようとしていたポルノ女優と米男性誌「プレイボーイ(Playboy)」の元モデルに口止め料を支払い、これで選挙資金法に違反したとして有罪となるなど、複数の罪で禁錮3年の刑を言い渡されている。検察によれば、トランプ氏は被告に口止め料の支払いを指示したという。

 コーエン被告は「完全かつ信頼性の高い説明をする」としている。トランプ氏は記者団に対し、コーエン被告が公に議会で証言することについて「なんの心配もしていない」と述べた。(c)AFP/Paul HANDLEY