【1月11日 AFP】サッカースペイン国王杯(Copa del Rey 2018-19)は10日、5回戦の第1戦が各地で行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はフィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)が貴重なアウェーゴールを奪ったものの、レバンテ(Levante)に1-2で敗れた。まさかの敗退を免れるためには、第2戦で勝つしかなくなった。

 リオネル・メッシ(Lionel Messi)やルイス・スアレス(Luis Suarez)、マルクアンドレ・テル・シュテーゲン(Marc-Andre ter Stegen)ら主力を温存したバルセロナは、エリック・カバコ(Erick Cabaco)とボルハ・マジョラル(Borja Mayoral)のゴールでレバンテに2点のリードを許した。

 それでもバルセロナは85分、約1か月ぶりの先発出場となったコウチーニョがPKを決め、来週に本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)で開催される第2戦に可能性を残した。

 負傷により昨年11月に行われた大半の試合を欠場したコウチーニョは、これまでレギュラーに返り咲けていないが、この一戦でフル出場しゴールを決めたことで、自信を失うことはないだろう。

 バルセロナを率いるエルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督は試合後、「ウスマン・デンベレ(Ousmane Dembele)が試合に出場しなかった時、皆が彼について質問した。そして今はコウチーニョがプレーしておらず、その逆のことが起きている」とコメントした。「試合に出場できないと選手は不満を抱えるが、そうした状況を変えるには戦わねばならない」

 この試合の前には、セビージャFC(Sevilla FC)が敵地でアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)に3-1で勝利し、準々決勝進出に向けて大きく前進した。

 ノリート(Manuel Agudo Duran “Nolito”)のゴールで先制したセビージャは、ミケル・サン・ホセ(Mikel San Jose)の得点で同点とされたが、後半にアンドレ・シウバ(Andre Silva)とウィサム・ベン・イェデル(Wissam Ben Yedder)がネットを揺らし、ビルバオを下した。(c)AFP