【1月10日 AFP】フランス代表として昨年のサッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)を制したDFベンジャミン・パヴァール(Benjamin Pavard)が、7月1日からの5年契約でドイツ・ブンデスリーガ1部のVfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)からバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)へ移籍することが分かった。バイエルンが9日に発表した。

 ドイツメディアは、右SBやCBとしてプレーできるパヴァールの移籍金は、3500万ユーロ(約43億6000万円)だと報じている。

 バイエルンのハサン・サリハミジッチ(Hasan Salihamidzic)スポーティング・ディレクター(SD)は冬季キャンプが行われているカタールの首都ドーハで、「彼は若いがW杯チャンピオンだ。このような選手を獲得できたことをうれしく、そして誇りに思う」とコメントした。

 昨年のW杯でパヴァールは、アルゼンチンとの決勝トーナメント1回戦でネットが破れるような強烈なシュートを突き刺し、これが大会の最優秀ゴールに選ばれ評価が急上昇した。パヴァールの得点もありフランスは4-3で勝利し、最終的にトロフィーを掲げた。

 パヴァールは2016年、500万ユーロ(約6億2000万円)の移籍金でフランス・リーグ1のリール(Lille OSC)からシュツットガルトに加入するも、チームは低迷し続けており、現在はブンデスリーガ1部で下から3番目の順位につけている。(c)AFP