【1月10日 AFP】(更新)アフリカ中部のコンゴ民主共和国で昨年末に行われた大統領選挙で、独立国家選挙委員会(CENI)は10日、野党候補のフェリックス・チセケディ(Felix Tshisekedi)氏が当選したと発表した。当選結果は当初6日に発表される予定だったが、延期されていた。同国で政権交代が実現するのは18年ぶり。

 CENIのコルネイユ・ナンガ(Corneille Nangaa)委員長によると、チセケディ氏の暫定得票率は38.57%だという。チセケディ氏当選が発表されると、CENIの建物に集まった人からは歓声が上がった。

 コンゴでは現職のジョゼフ・カビラ(Joseph Kabila)大統領が2016年の任期終了後も政権に居座り、ここ2年間は各地で抗議や衝突が発生していた。カビラ氏は昨年、辞任の意向を表明していた。 (c)AFP