【1月10日 AFP】フランスリーグ杯(French League Cup 2018-19)は9日、準々決勝が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は1-2でリーグ最下位のギャンガン(En Avant de Guingamp)に敗れ、敗退が決まった。PSGはこれでリーグ杯6連覇がなくなると同時に、国内カップ戦の連勝記録も43試合で途切れている。

 PSGの本拠地パルク・デ・プランス(Parc des Princes)で行われた一戦は、ギャンガンにPKが3回与えられるなど後半に大きく動いた。

 最初にもらったPKをマルクス・テュラム(Marcus Thuram)が失敗し、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)のゴールで先制を許したギャンガンだったが、2本目のPKで追いつくと、迎えた後半ロスタイム、テュラムが今度は決勝のPKを成功させて勝利をもぎ取った。

 1998年のW杯フランス大会の優勝メンバー、リリアン・テュラム(Lilian Thuram)氏の息子であるテュラムは、「とても難しい試合になることは分かっていたが、ここへは勝ちに来た」「カップ戦ならどんなことでも起こり得ると思っていたし、PSGの止め方は分かっていた」と話した。

 ギャンガンはこれで、ASモナコ(AS Monaco)、ストラスブール(Strasbourg)、ボルドー(FC Girondins de Bordeaux)と共に4強入りを決めている。

 一方、PSGが敗れるのは今季公式戦でこれがわずか2回目。1回目は欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)のリバプール(Liverpool FC)戦だったが、今回はリーグ1でわずか2勝しかできず、最下位に沈むギャンガンが相手だった。

 敗れたPSGのトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は「プレーに余裕を持ちすぎたかもしれない。試合を決めきるハングリーさが足りなかった」「PKを3本与えて負けるのは厳しい。2本目には腹が立った。映像を100回見てもあれはPKではない」とコメントした。(c)AFP/Jed Court