【1月14日 東方新報】日中平和友好条約締結40周年を記念するため、中国政府は昨年10月、日本につがいのトキ「楼楼(Lou Lou)」と「関関(Guan Guan)」を贈った。日本にトキを贈るのは11年ぶり。日本のトキ繁殖に協力し、トキで結ばれた友情を続けるためだ。中国国際放送局(CRI)が報じた。

 トキは中国では「吉祥の鳥」とされ、日本では伝説の中で「仙人が飼っているツル」として、両国の国民に好まれている。現在、この2羽のトキは新潟県佐渡市の佐渡トキ保護センターで暮らしている。

 日本も政府と民間の保護プロジェクトを通じて、中国のトキ生息地の保護活動を支援している。トキの保護をめぐる両国の協力は、世界の野生動物保護史上における成功モデルとされている。

 佐渡市の三浦基裕(Motohiro Miura)市長は、「トキは中国とつながる絆になっている」と示し、中国外交部の耿爽(Geng Shuang)報道官もこれに先立ち、「トキは既に両国人民の友情のシンボルになっている」と述べた。(c)東方新報/AFPBB News