【1月9日 CNS】北京市西城区の宣武師範学校附属第一小学校(以下「宣師附小」)に8日午前、男が小学校で児童を襲い、20人が負傷した事件で同日夜、記者会見が行われ、西城区の王少峰(Wang Shaofeng)区長が頭を下げて陳謝した。

 王区長は「負傷した児童に命の危険は無い。首都医科大学と北京児童医院の2か所で全力をあげて治療中だ。保護者は病院で付き添い、専門家による負傷者への心のケアも始まっている」と報告した。

 北京児童医院の王天有(Wang Tianyou)書記によると、負傷した11人のうち6人が頭蓋骨骨折、5人が頭部皮膚に外傷を負っているが容体は安定しているという。

 また、首都医科大学宣武医院の李嘉(Li Jia)副書記によると、同病院で受け入れた9人の児童のうち、5人が集中治療室に入り、うち4人が頭蓋骨の陥没骨折のため手術が必要と診断された。

■犯人は派遣用務員、ハンマーで休み時間中に児童襲う

 容疑者はなぜ児童を襲ったのか? 北京市西城公安分局の梁虎(Liang Hu)副隊長によると、「容疑者は男で、名前は賈と名乗る49歳で、黒竜江省(Heilongjiang)籍。同校が雇った派遣の用務員として修繕の仕事をしていた。現在、勾留して取り調べ中」と説明した。

 王区長によると、賈容疑者の派遣契約は1月で終了し、継続雇用しないことになっていたという。学校側は派遣会社とほかの職務に就けないか協議をしていたところだという。賈容疑者は、うっぷんを晴らすために修繕に使うハンマーを持ち出し、午前11時の休み時間に凶行に及んだとしている。

 同校の孫薇(Sun Wei)副校長によると、容疑者と学校側の間でもめごとなどなかったという。

 王区長は記者会見で、「事件発生後、北京市の公安、教育、衛生などの部門により専門の対策チームを結成した」と説明した。(c)CNS/JCM/AFPBB News