【1月8日 AFP】中国・北京で8日、男が小学校を襲撃し、地元当局によると、児童20人が負傷した。うち3人は重傷だという。

 襲撃があったのは、北京市内の西城(Xicheng)区にある小学校。国営タブロイド紙「環球時報(Global Times)」のツイッター(Twitter)によると、男はハンマーで児童らを襲った。

 区当局によると、男は既に身柄を確保され、負傷した児童らは病院に搬送されたという。

 容疑者は賈(Jia)という名字の49歳の男で、この学校で用務員として雇用されていた。

 中国版ツイッター(Twitter)の微博(ウェイボー、Weibo)で区当局は、男の契約が今月末に終了する予定だったことを明らかにしたが、現在この投稿は削除されている。

 学校側は容疑者を別の職務に充てることを検討していたものの、容疑者は「怒りを爆発させ」、ハンマーを使って児童らを襲ったという。

 中国では近年、児童や生徒らが襲われる事件が相次いでいる。昨年4月には北部の陝西(Shaanxi)省で、下校途中の中学生らが刃物を持った男に襲われ、9人が死亡している。(c)AFP