【1月8日 AFP】イングランドFAカップ(FA Cup 2018-19)は7日、3回戦が行われ、リバプール(Liverpool FC)は1-2でウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)に敗れた。

 リバプールを率いるユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は、控え選手中心の布陣で臨んだことについて、クロアチア代表のDFデヤン・ロブレン(Dejan Lovren)が序盤で試合を後にしたことが、その典型的な理由になったと説明した。

 この試合でクロップ監督は、今季初めての黒星を喫したマンチェスター・シティ(Manchester City)との4日のリーグ戦から9人を入れ替えており、ロブレンはポジションを守っていた2人のうちの1人だった。

 しかしながら、同選手は試合開始からわずか6分でハムストリングを痛めて試合を離れ、16歳のキヤナ・フーバー(Ki-Jana Hoever)と交代。これでリバプールは、ラファエル・カマーチョ(Rafael Camacho)とカーティス・ジョーンズ(Curtis Jones)の2人を合わせて、これがデビュー戦となった10代の選手3人がフィールドに立った。

 クロップ監督はロブレンが離脱を余儀なくされた理由について、「ハムストリングだと聞いている。これまでは何の前触れもなかった」「誰に聞いても、何かしらの兆候は一切なく、突然のことだったので、そのように決断せざるを得なかった」と述べた。

「試合開始直後から、センターバックにファビーニョ(Fabio Henrique Tavares 'Fabinho')とキヤナを起用していたら、君たちは何と話していただろうか。恐らく一部の賢い人々なら、私が大会に敬意を払っていないとか何とか指摘していただろう」

 ウルブスが前半にラウル・ヒメネス(Raul Jimenez)のゴールで先制したのに対し、リバプールも後半開始直後にディボック・オリジ(Divock Origi)が鮮やかなシュートを決めて同点に追いついた。しかし、最後はウルブスがルベン・ネヴェス(Ruben Neves)の決勝点で勝利を収め、シュルーズベリー・タウンFC(Shrewsbury Town FC)とストーク・シティ(Stoke City)の勝者と対戦する4回戦に進出した。

 年末年始の約2週間でリーグ戦4試合に臨んでいたクロップ監督は、「この2週間、ほぼ同じ布陣でタフな試合を戦ってきたので、メンバー交代が必要なのは明白だった」とすると、「最近の数試合は激戦だったから、前線で同じ3人を起用することは不可能だった。この3~4週間では、デヤンだけが多くの試合をこなしていて、ほぼすべての試合に出場していたから、きょうのプレーでけがをしてしまった」と述べた。(c)AFP